Lis. master's voice
Lis. master's voiceは、あの有名なスピーカーに耳を傾ける犬の絵に書かれた古典的なコピー、His master's voiceを少し捩ったものです。
このページでは、みなさんにお伝えしたり、お話ししたりしたいことを
少しずつ書いていこうと思いますので、どうぞおつきあい下さい。
■ Lis. master's voice 第815号 |
Date: 2025年06月08日 (Sun) |
昨日は、私が今から40年前まで6年余り働いていた、重症心身障
害児者福祉の元職員有志の方々との、1年に1回の茶話会に行って
まいりました。
全部で7名が集まり、私よりも先輩が女性3名に男性1名、後輩が
女性2名というメンバーでした。年長が77歳、年少が60歳、い
ずれも女性です。
場所は、毎回その年長の女性が経営されている大森にあるカフェで
す。お店は土日祭日が定休日なので、昨日は休日に伺いましたが、
営業日は、軽い知恵遅れの方々を何人か雇っていらっしゃいます。
その他の出席者の何人かも、今でも社会福祉の現場での仕事を続け
ておられるようです。
それぞれの近況報告になると、ほとんどの方々が、何か病いを抱え
ていらっしゃって、大きな怪我をしたり、手術をしたりされた方も
少なくありません。
常に服用している薬の錠数が「あなたは6なの?私は今7錠飲んで
るの」などという話で、妙に盛り上がったりしてしまいました。
幸い、私は腰の椎間板が少しよくないだけですが、これから始めた
い仕事の話をしたところ「腰に負担のかかる仕事だから、大切にし
てね」と気遣っていただきました。それぞれ、ずっと現場を見て体
験してきた人なので説得力があります。
今まで、ずっと出席されていた、今年88歳になる男性で、リー
ダー格の方から、がんの移転があり身体が言うことを聞かず、もう
この会には出られない旨の文書が届けられており、一同肩を落とし
ておりました。
来年は、普通の飲食店で、食事をしながらの会にしようということ
になり、再会を約して解散いたしました。予定の2時間を1時間以
上も上回る、名残惜しい集いでした。
春をまだ充分に楽しんでいないのに、もう梅雨がやってきそうです
ね。お身体を大切にお過ごしください。それでは、See ya!