Lis. master's voice
Lis. master's voiceは、あの有名なスピーカーに耳を傾ける犬の絵に書かれた古典的なコピー、His master's voiceを少し捩ったものです。
このページでは、みなさんにお伝えしたり、お話ししたりしたいことを
少しずつ書いていこうと思いますので、どうぞおつきあい下さい。
■ Lis. master's voice 第801号 |
Date: 2025年01月18日 (Sat) |
前回、今、樋口一葉に関心を持っていると書きましたが、早速、ち
くま文庫の『樋口一葉 小説集』を行きつけの本屋さん(自由が丘
の不二屋書店)に注文し、一昨日取りに行きました。
まだ早すぎたようで、残念ながら届いておらず、注文していた別の
本を購入したところ、店員の方から2月20日付でこの書店を閉め
るというお話しがありました。
たいへん驚きました。そして「このお店は、どれくらい前から営業
されていたのですか?」と伺ったところ、開店されたのは大正12
年(1923年)とのこと。関東大震災の年ですね。102年間も
続けてこられたそうです。
私もよく存じ上げている(自由が丘の、のら猫を救う活動に、たい
へ尽力されている女性です)オーナーの祖父の方が始められ、彼女
は3代目、本当に真摯にお店の経営に携わっておられました。
閉店のお知らせの中にある「万策・力ともに尽きてしまいました」
という言葉が、哀しく響きます。心から、お疲れ様でした、とお声
がけしたいと思います。
けれども、彼女はまた新しいご自分の生き方を見つけて、前に進ん
でいかれることでしょう。そういう方です。
私も、先日69歳になりましたが、振り返るばかりの姿勢は終わり
にして、前を向いて行こうと思います。
明後日は大寒ですが、暦通りの寒い日が続いていますね。インフル
エンザが猛威を振るっているようです。お身体を大切にお過ごしく
ださい。それでは、See ya!